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「叱る」に「愛」 (パート2)

 私達が育ったころ、「叱る」という、母と子の心が対峙するその間に「物語」をかませたらしい。


「昔話」や「イソップ物語」を日頃から一緒に読み、鬼やオバケのこわさを予め刷り込んでおき、必要なときには、嫌な役を鬼やおばけに託す。


なるべく母は悪役をエスケープして信頼関係を損なわないようにしたということらしい。


 けれども、子供はすぐに飽きてしまう。
だから、そのとき、そのときに”旬な悪役”が必要だということになる。


最近、ぼっこ一家の”旬”は「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる「おとろし」という妖怪だ。
「おとろし」は本来良い妖怪だけど、うちでは”悪役”だ。


なんでもいいのだ。
これだと思うものがあれば、心の中で頭を下げて、「いただき」とばかり、しばらく登場してもらう。


そして、音の響きをよくするために、「べろべろのおばちゃん」と勝手に改名してしまう。


たとえば、お風呂に入るのをめんどくさがるときは「べろべろのおばちゃん、夜に背中を舐めに来るよ」とか、歯磨きを嫌がるときには「ぼっこのお口、べろべろのおばちゃんになるよ」とか、それで十分だ。


GWに、鳥取県境港市にある「水木しげる記念館」に行ったばかりだから、イメージはまだまだ瑞々しい。

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